DXHUB株式会社が運営している、JP SMART SIM。
短期・長期問わず、日本に滞在する外国人向けのSIMとして非常に人気のサービスです。
容量や利用日数ごとに分けられた豊富なプランが魅力のJP SMART SIMですが、利用方法や細かなサービスが分からない人も多いでしょう。
本記事では、JP SMART SIMの料金プランなどを細かく解説し、申し込み方法や設定方法も紹介します。
JP SMART SIMを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 契約できるプランは大きく4つある
- 基本的には音声通話プラン(CALL SIM)とデータ通信専用SIM(DATA SIM)がおすすめ
- JP SMART SIMは外国人から非常に好評の格安SIM
- 契約期間と違約金がないため解約しやすい
- 外国語サポートに対応していて安心
- 申し込みはWEBからのみ行える
JP SMART SIM、民泊WiFiを提供するDXHUB株式会社が監修を担当しています。
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JP SMART SIMの基本情報
JP SMART SIMはDXHUB株式会社が提供しているSIMサービスです。
外国人向けに多言語に対応しており、日本語が分からない人でも安心して利用できる仕組みになっています。
実際、日本マーケティングリサーチ機構が行った調査では、JP SMART SIMは外国人から高い評価を得ていました。
- 外国人が選ぶSIMカード 人気No.1
- 外国人が選ぶSIMカード つながりやすさNo.1
- 外国人が選ぶSIMカード 利用満足度No.1
調査データからも分かる通り、外国人にとっては非常に満足度の高いサービスになっていると言えるでしょう。
そんな、JP SMART SIMの基本情報は以下の通りです。
JP SMART SIMの基本情報 | |
---|---|
月額料金 | 音声通話SIM:880円~ データ通信SIM:1,078円~ プリペイドSIM:1,980円~ ポケット型Wi-Fi:6,578円~ |
データ容量 | 1GB~無制限 |
データ容量超過後の最大速度 | 最大128Kbps |
契約事務手数料 | 3,300円~ |
音声通話料金 | 22円/30秒 |
契約期間 | なし |
解約金 | 無料もしくは3,300円 (キャンペーンでいずれも無料) |
利用回線 | ドコモ |
eSIM対応 | なし |
申込時必要書類 | パスポートもしくは在留カード (データ通信専用SIMのみパスポート可) |
支払い方法 | ・コンビニ払い ・口座振替 ・代金引換 ・クレジットカード ・その他(Wechat、アリペイ、UnionPay) |
運営会社 | DXHUB株式会社 |
詳細 | 公式サイト |
- 料金プランは全部で4種類ある
- 音声通話付きSIM、データ通信専用SIM、ポケット型Wi-Fi、プリペイドSIMの4種類
- どのプランもドコモ回線を利用できる
- 支払い方法はクレジットカード以外にも豊富にある
- どのプランでも速度制限時は最大128Kbps
- キャンペーンなどもあり解約金がかからない
JP SMART SIMには、4つのプランが用意されています。
契約するプランによって、料金形態やサービスの仕組みが異なります。
ただし、どのプランを選んでも「使用する回線」「支払い方法」「契約期間」「速度制限」は変わりません。
そのため、料金やサービス形態を確認して、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
ここでは、JP SMART SIMの4つのプランの特徴を細かく解説していきます。
音声通話プラン(CALL SIM)
1つ目は最もオーソドックスなプランである、CALL SIMです。
音声通話が可能なSIMで、1GB~50GBのプランまで細かく用意されています。
項目 | 内容 |
---|---|
月額料金 | 1GB:880円 3GB:1,408円 6GB:1,958円 12GB:2,178円 25GB:3,828円 50GB:5,478円 |
契約事務手数料 | 3,300円 →MNPの場合はキャンペーンで無料 |
制限時の最大速度 | 最大128Kbps |
使用回線 | ドコモ |
契約期間 | なし |
解約金 | 無料 |
音声通話料金 | 22円/30秒 |
データリチャージ | 880円/1GB |
データ繰り越し | 翌月まで可能 |
キャンペーン (MNP・6GB以上プランで適用) | ・契約事務手数料無料 ・初月無料 ・2~3ヶ月目の月額料金半額 |
月額料金は1GBで880円~、最大50GBで5,478円です。
日本で提供されている格安SIMと比較すると少し割高ではありますが、十分お得なサービスと言えます。
また、データリチャージやデータ繰り越しが利用できるのも魅力のひとつです。
毎月のデータ容量が異なる人や使わない月のデータを来月に持ち越したい人にとっては、非常にありがたい部分と言えるでしょう。
さらに、基本的にJP SMART SIMではキャンペーンは実施されていませんが、CALL SIMの6GB以上プランにMNPする場合のみ適用されます。
キャンペーンの内容は以下の通りです。
- 契約事務手数料が無料
- 初月の月額料金が無料
- 2~3ヶ月目の月額料金が半額
全て適用された場合の割引金額は、14,960円とかなりお得です。
他社からのMNPでなおかつ6GB以上という条件はありますが、適用できる人は必ず適用するようにしましょう。
データ通信専用SIM(DATA SIM)
2つ目はデータ通信専用のDATA SIMです。
DATA SIMはデータ通信専用のSIMですが、050のIP電話が利用できる特殊なプランも用意されています。
項目 | 内容 |
---|---|
月額料金 (データ通信専用) | 3GB:1,078円 6GB:1,628円 12GB:1,848円 25GB:3,498円 50GB:5,148円 |
月額料金 (050音声通話付きプラン) | 3GB:1,408円 6GB:1,958円 12GB:2,178円 25GB:3,828円 50GB:5,478円 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
制限時の最大速度 | 最大128Kbps |
使用回線 | ドコモ |
契約期間 | なし |
解約金 | 3,300円 →キャンペーンで無料 |
音声通話料金 | 29.7円/分 |
データリチャージ | 880円/1GB |
データ繰り越し | 翌月まで可能 |
キャンペーン | 解約金が無料 |
月額料金はデータ通信専用SIMが3GB:1,078円~、050のIP電話付きプランが3GB:1,408円~です。
050のIP電話付きサービスはCALL SIMと月額料金が同じですが、その分通話料金が安く使えます。
ただしIP電話という特性上、特定の電話番号と通話ができない、MNPが使えないというデメリットがあります。
また、データチャージやデータ容量繰り越しには対応していますが、申し込み時のキャンペーンがありません。
しっかり自分の用途に合わせて選ぶことが大切です。
プリペイドSIM(PREPAID SIM)
3つ目は、購入したデータを使い切ったら終了のプリペイドSIMです。
名前の通り、購入したデータ容量を使い切ったり有効期限が切れたりすると、サービスが終了します。
項目 | 内容 |
---|---|
10GB | 30日間:2,780円 |
20GB | 60日間:3,980円 180日間:4,980円 365日間:5,980円 |
50GB | 30日間:4,480円 60日間:5,780円 90日間:6,880円 180日間:7,880円 |
100GB | 90日間:11,880円 180日間:13,880円 365日間:15,580円 365日間:25,880円 (ポケット型Wi-Fi端末付き) |
200GB | 365日間:22,880円 365日間:32,880円 (ポケット型Wi-Fi端末付き) |
300GB | 365日間:34,880円 365日間:44,880円 (ポケット型Wi-Fi端末付き) |
無制限 | 7日間:1,980円 14日間:2,680円 30日間:4,880円 |
契約事務手数料 | 0円 |
制限時の最大速度 | 最大128Kbps |
使用回線 | ドコモ |
データリチャージ | 880円/1GB |
キャンペーン | なし |
プリペイドSIMは、最小7日間の無制限で1,980円~、最大端末付きの300GBで44,880円です。
最大300GBまで用意されてはいますが、現実的に利用するなら無制限の30日間もしくは中容量帯のプランになるでしょう。
なぜなら数ヶ月プリペイドSIMを利用するのであれば、月額制の格安SIMを契約する方がお得になるからです。
また、プリペイドSIMは音声通話やSMSが利用できず、データ通信専用のSIMになります。
スマホを複数台持っている場合は別ですが、1台持ちの場合は音声通話がない分、不便に感じるでしょう。
契約時・解約時ともに手数料がかからないため、短期間の旅行や格安SIMの繋ぎとして利用するのに向いたサービスと言えます。
ポケット型Wi-Fiプラン(SMART WIFI)
4つ目は格安SIMではなく、専用端末を利用したポケット型Wi-Fiのサービスです。
クラウドSIMを利用したポケット型Wi-Fiで、持ち運べるWi-Fiが欲しい人に向いています。
項目 | 内容 |
---|---|
月額料金 | 6,578円 |
データ容量 | 3GB/1日 |
使用端末 | ・U2s ・MF855 ・FS030W |
最大速度 | ・下り150Mbps ・上り50Mbps |
制限時の最大速度 | 最大128Kbps |
契約事務手数料 | 5,500円 |
使用回線 | トリプルキャリア |
契約期間 | なし |
解約金 | 3,300円 →キャンペーンで無料 |
安心サポートパック (任意) | 550円/月 |
キャンペーン | 解約金が無料 |
月額料金は6,578円で、1日当たり最大3GBまで利用可能です。
3GBを超えた場合は速度が制限され、格安SIMと同様に最大128kbpsになります。
持ち運んで使えるポケット型Wi-Fiのサービスは非常に魅力的ですが、コスパは良くありません。
日本の一般的なポケット型Wi-Fiと比較しても高額なため、契約するメリットは少ないでしょう。
JP SMART SIMの申し込み方法
JP SMART SIMは原則WEBから申し込みます。
具体的な手順は下記の通りです。
JP SMART SIM公式サイトから申し込み画面を開く
はじめに「JP SMART SIM」の公式サイトへアクセスします。
公式サイトを開いて下にスクロールすると表示される「今すぐ申し込み」を選択します。
ただし他社からのMNPを利用する場合は、申し込みページが異なります。
「MNP専用申込サイト」へアクセスし、専用の申し込みページを開きましょう。
MNPの場合は、通常の申し込みフォームの下にMNPに関する情報が追加されます。
MNPの有効期限を確認して、しっかり期日が間に合うように申し込みましょう。
契約するプランを選択し必要事項を入力していく
申し込み画面が開かれた、自分が契約するプランを選択します。
プランを選択したら、メールアドレスとパスワードを入力してアカウント登録を完了させます。
アカウント登録が完了したら、契約に際しての必要事項を入力していきましょう。
契約で入力する情報は主に以下の通りです。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 国籍
- パスポートもしくは在留カード
- 住所
- 本人確認書類(パスポートもしくは在留カード)
- 支払い方法
上記の情報は全て必要になるので、特に手間のかかる本人確認書類を事前に用意してきましょう。
支払い方法を入力後、契約条件に同意することで申し込みが完了します。
申し込み完了後に初期費用の支払いを行う
公式サイトの申し込みが完了したら、次に初期費用の支払いを行います。
JP SMART SIMでは、支払い方法の確認と併用して、初期費用と最初の2ヶ月分の料金を契約前に支払う仕組みになっています。
実際はキャンペーンで初月が無料になるので、支払うのは初期費用+2ヶ月目の月額料金のみでOKです。
申し込み後に届いたメールのURLにアクセスすると、初期費用の支払い画面に遷移するので支払いを完了させましょう。
「支払い方法の詳細」を選択すると、支払い方法を選択できるので、登録した方法で支払いを行います。
初期費用の支払いが完了したら、申し込み手続きは終了です。
SIMが届いた初期設定を行う
申し込み手続きが完了したら、最短で2日以内にSIMカードが届けられます。
SIMカードが手元に届いたら、手持ちのスマートフォンにSIMカードを挿入して初期設定を行いましょう。
初期設定が完了したら、全ての作業が終了です。
初期設定の具体的な方法については、次の項目で解説していきます。
JP SMART SIMの使い方・設定方法
JP SMART SIMが手元に届いたら、使用する端末に応じた初期設定が必要です。
はじめに、使用している端末がSIMフリーになっているかを確認しましょう。
SIMフリーになっていない端末では、新しいSIMを挿入することができません。
特にauやドコモ、ソフトバンクなどのキャリアでスマホを購入したい人は、SIMフリーの手続きが完了しているかどうかをチェックしてください。
SIMフリーになっていることが確認できたら、SIMカードを挿入し端末で初期設定を行います。
ここでは、iPhoneとAndroidの2つに分けて初期設定方法を解説します。
iPhoneの初期設定方法
iPhoneの初期設定手順は以下の通りです。
- 「http://jpmob.jp/jpsim」からAPN構成プロファイルをダウンロードする
- パスワードを入力してインストールを選択する
- インストールが終了したら完了を押して終了
iPhoneは、構成プロファイルをインストールするだけで利用できるようになります。
特別難しい手順もないため、迷うことなく設定できるでしょう。
Androidの初期設定方法
Androidで初期設定をする場合は、自分でAPNの設定をする必要があります。
以下の手順に従って、APN設定を行いましょう。
- 「設定」から「ネットワークとインターネット」を開く
- 「SIM」から「アクセスポイント名」を開く
- 右上にある「+」を選択する
- APNの情報を入力する
- 右上の「メニュー(点マーク)」から保存を選択する
- 設定したAPNを選択して完了
設定するAPN情報は以下の通りです。
- Name:Anything
- APN:jpsim.me
- Username:jps@jps
- Password:888
- 認証タイプ:PAP または CHAP
上記の手順はGoogle Pixel7aのもので、利用する端末によって実際の動作は異なります。
すべての端末を網羅することはできないので、設定方法が分からない場合は「使用端末 APN設定」で検索してみてください。
ただ、どの端末でも入力するAPN情報は先ほど記載した情報の通りなので、間違えないように注意しましょう。
上記の手順が完了したら、Androidでの初期設定も終了です。
JP SMART SIMの解約方法
JP SMART SIMの解約はWEBから手続きを行います。
具体的な手順は以下の通りです。
- (MNPの場合)MNP予約番号を発行する
- 乗り換え先の格安SIMへ申し込む
- 乗り換え手続きを完了させる
- JP SMART SIMを解約する
格安SIMの中には、MNP作業が完了すると自動で解約されるサービスもあります。
しかしJP SMART SIMは、MNP作業とは別に解約の手続きを行わなければなりません。
解約手続きは、JP SMART SIMのマイページから行えます。
また、注意したいのが解約するタイミングです。
JP SMART SIMはいつ解約しても解約金の金額は変わるワケではありませんが、「解約月」の判定が変わります。
- 23日までに申し込み:当月中に解約
- 24日以降に申し込み:来月末に解約
当月末に解約したい場合は、その月の23日までに解約申請をしなければなりません。
24日以降の申請は翌月末の解約になり、1ヶ月分余分に月額料金がかかってしまいます。
解約するタイミングには注意しておきましょう。
JP SMART SIMに関するよくある質問
最後に、JP SMART SIMに関するよくある質問をまとめて解説します。
気になる情報がある人は、チェックしてみてください。
JP SMART SIMは何語のサポートに対応していますか?
- 日本語
- 英語
- ベトナム語
- 中国語
JP SMART SIMの「申し込みページ」に対応している言語は以下の通りです。
- 日本語
- 英語
- 中国語
- ベトナム語
- 韓国語
- インドネシア語
- ポルトガル語
JP SMART SIMは、外国人向けのサービスということだけあり、多くの言語に対応しています。
申し込みページだけでなく、問い合わせページも対応しているので、サポートを受けたい人でも安心です。
JP SMART SIMはどういう人におすすめ?
- 日本語での申し込みが難しい人
- 日本語以外でのサポートを求めたい人
- 日本の住所や身分証明書がない人
多言語に対応していることは言わずもがなですが、JP SMART SIMは在留カードのみで契約できます。
日本の保険証などが必要ないので、契約ハードルが非常に低いです。
日本で初めて格安SIMを利用する人や、日本語が使えない人にとってはピッタリのサービスと言えるでしょう。
JP SMART SIMの登録に審査はありますか?
詳しい審査情報は公開されていませんが、審査に落ちてしまうと契約が破棄されてしまいます。
審査の結果については、メールもしくはマイページから確認可能です。
審査に落ちていた場合は、「Personal Info Check Failed/審査NG」と表示されるので、確認漏れが無いように注意しましょう。
JP SMART SIMの情報まとめ
今回は、JP SMART SIMの基本情報から申し込み方法、解約方法などを詳しく解説しました。
JP SMART SIMのサービスについてまとめると以下の通りです。
- 契約できるプランは大きく4つある
- 基本的には音声通話プラン(CALL SIM)とデータ通信専用(DATA SIM)がおすすめ
- JP SMART SIMは外国人から非常に好評の格安SIM
- 契約期間と違約金がないため解約しやすい
- 外国語サポートに対応していて安心
- 申し込みはWEBからのみ行える
JP SMART SIMは外国人から非常に評価が高い格安SIMです。
料金やプランは基本的な格安SIMと比べて大きな違いはありませんが、外国語サポートに対応しているという大きなメリットがあります。
また、契約期間や違約金がないため、急に日本を離れることになっても安心です。
なお、JP SMART SIMの申し込みはWEBから行えます。
WEBからの申し込みも複数言語に対応しているため、日本語が分からない人でも安心して申し込めるでしょう。
外国語サポートの充実した格安SIMを探しているなら、ぜひ一度JP SMART SIMを試してみてください。